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バリアフリーフェスティバルに参加してきました!①

今年の5月末のことになりますが

 

2017年5月28日

北海道札幌市のKING XMHU(キングムー)にて

バリアフリーフェスティバルが開かれました。

 

ONE-TO-ONEからは計8人で参加してきました!

リハビリブースを開設

ゲストの方々にバランスボールを使いながら

身体の使い方をお伝えしてきました!

私は、ゲストの方をリハビリブースにお誘いしてきました♪

 

 

〜障害のある方もない方も楽しめるイベント〜

 

当日、開演の15時には大勢の方が集まり

音楽を聴いたり食事をしたり、みなさんとても楽しそうでした!

 

車椅子エリアや手話通訳、誘導・救護のスタッフなど

細部まで配慮がなされていました。

ゲストが心から安心して楽しむことができる環境で行われました!

 

 

ここまでは、新聞やテレビでも報道されていた内容です。

そして、ここからはバリアフリーフェスティバルに参加して感じたことについてです。

 

まず、改めてリハビリっていいなと思いました。

そして、専門職としてできることは何かを考えました。

 

長くなりますがお付き合いいただければと思います。

 

 

■ADLとQOLをおさらい

 

リハビリの話をする前にADLとQOLのおさらいをしたいと思います。

 

・ADL

私たちが日常生活を送る上で必要不可欠な行動にADLがあります。これは、日常生活動作のことです。Activities of Daily Livingの頭文字をとってADLといいます。食事・更衣・移動・排泄・整容・入浴などを指します。

 

・QOL

次に、Quality Of Lifeの頭文字をとってQOLです。一般に、個々の人生の質や社会的にみた生活の質のことを指します。

つまり、その人らしい生活を送ることができているか、人生に幸福を見出しているか、ということをとらえる概念をいいます。この中には、身心の健康、良好な人間関係、やりがいのある仕事、快適な住環境、十分な教育、など様々なことが含まれます。

 

これらはリハビリテーションを行う上でとても大切なことです。

 

 

■リハビリについて考えてみた

 

今度は、リハビリについて再確認してみたいと思います。

 

『リハビリテーションは、能力低下やその状態を改善し、障害者の社会的統合を達成するためのあらゆる手段を含んでいる。

障害者が環境に適応するための訓練を行うばかりでなく、障害者の社会的統合を促す全体として環境や社会に手を加えることも目的とする。

障害者自身・家族・そして彼らの住んでいる地域社会が、リハビリテーションに関するサービスの計画と実行に関わり合わなければならない。』

(WHO:世界保健機関の定義より)

 

難しいですねー。

簡単に言うと、

患者さんの障害や環境、生活、希望に合わせてリハビリはやりましょう!

ということです。

 

医療(病院)では、生きるために必要な最低限のことは保証してくれます。

しかし、退院した後は自分で努力しなくてはなりません。

 

つまり、医療ではADLは保証してくれるけれど

QOLまではなかなか保証することができれません。

きっとセラピストは少なからずそう感じている人の方が

多いのではないでしょうか。

 

私たちセラピストは

患者さんが自宅に帰った後の生活も考慮して

リハビリを考えるべきだと教わります。

 

 

でも、本当に退院後の生活をイメージできているでしょか?

私は、しているつもりでいました。

が、実際は全くできていませんでした。

 

・・・続く!

バリアフリーフェスティバルに参加してきました!②