2020/2/18
タイ研修 2日目
研修2日目は3か所をまわるハードスケジュールです。
①8:30~10:00
Japan Rehabilitation Center
(Ishii Life Support Physiotherapy Clinic)
母体は群馬県伊勢崎市にある医療法人石井会。クリニックにはタイ人PTと日本人PTが常駐しています。
タイではPTに開業権があり、個々のクリニックではDr.はいないく、またライセンスの問題もあり、現地でのPT施術はタイ人セラピストのみが行っています。こちらではクリニック業務のほかに、タイ人セラピストへの教育・Nursing Homeへの派遣・訪問などを行っており、タイにおける医療の底上げを目指しています。
②10:45~12:15
Bangkok Rehabilitation Center
(バンコクリハビリテーションセンター)
タイのNursing Home。いわゆる有料老人ホームです。入所者へのリハビリテーションの提供は1回1時間を週6回と決められています。これは日本でいえば、週に18単位のみです。入所している方は80~90%が脳血管障害。1階にPT室・OT室があり、なるべく連れてきてリハビリをしているそうです。
日本における「回復期」のリハビリテーションはほぼなく、今回見学したNursing Homeが「回復期」にあたる時期の患者を受け入れているのが現状です。ここの施設に入れない貧困層では、1週間弱の入院後、自宅へ帰ることが多いようです。
③14:00~16:00
Samitivej Hospitals
(サミティベート病院)
タイ最大のグループ病院。医療保険制度が整備されていないタイにおいて、富裕層と外国人向けの医療を提供しています。タイには海外からの企業進出が進んでおり、現地の駐在員やその家族が医療を受けています。ホテルのような内装と接客がされており、病室もきれいに整えられ、各国の通訳も配置されています。
今日視察したのは富裕層が受けている医療機関ですが、一見日本にもあるような施設・設備が整っていました。特に最後の視察地のSamitivej Hospitalは日本でもなかなか見られないほどの内装・設備をもっており、Medical Tourismを進めているタイの中でもトップクラスの環境となっていて驚きました。
スタッフ・内堀