2020/3/11
陸前高田研修 ～スタッフ・H～
1月9日～11日に、東日本大震災の被災地である岩手県陸前高田市に研修へ行きました。
研修先の事業所は東日本大震災後に早い段階から訪問リハビリを行っており、混沌とした復興の中でリハビリを継続して行ってきた事業所でもあります。そのため、より深刻な被災地での活動を行う為、仕事を辞めて移ったスタッフや、生まれ育った地元に恩返しをしたいと学校を卒業して新卒で飛び込んだスタッフなど、あつい思いをもったスタッフが働いていました。
今年の3月で9年になるためか、街並みは被災の面影は少なく、第一印象は整備されたきれいな街と感じるほどでした。ただ、リハビリに同行する中で、生まれ育った場所が一瞬にしてなくなり、面影もなく復興をしていくことは本当につらいことだと教えていただきました。当たり前に自分の暮らす地域があり、当たり前にリハビリがあることがどれだけ幸せなことか痛感いたしました。
しかしそれと同時に、どの地域でもリハビリに求められているものは大きく変わらないと感じました。それは、普段私が行っているリハビリというものは、あらゆる場所で必要とされている点に気づくことが出来た貴重な経験でした。この経験は普段の地域だけで働いていては得られないものであると感じています。
他の事業所では得られない貴重な経験を頂いたことに感謝し、今後は今リハビリを行っている地域に還元していけるように努力していきます。
スタッフ・H
