厚生労働省の調べによると、
日本における65歳以上の認知症患者の数は、
約500万人といわれています。
つまり、6人に1人が認知症ということです。
・よく聞く認知症って、実際どういうものなの?
・もしかして、自分も…?
・うちのばぁちゃん認知症かな…?
・どうやって接したらいいんだろう…?
など、悩みを抱えている方も多いと思いかもしれません。
認知症の原因や症状、接し方などをご紹介します!
まずは、脳の解剖について説明します。
脳は、大脳・間脳・小脳・間脳(中脳・橋・延髄)の4つの領域に分かれます。このうちの大脳が脳の大部分をしめます。
大脳は右脳と左脳に分かれています。さらに4つの脳で構成されます。
・前頭葉:抑制、意欲、
・側頭葉:言語、記憶の保持
・頭頂葉:空間認知、感覚
・後頭葉:視覚
ざっくり、このように役割が分かれています。
次は、脳の機能についてもう少し詳しく知りましょう。以下のようなものがあります。
・体の調整(呼吸、体温、など)
・記憶
・思考(理解や判断、など)
・言語
・感覚(痛い、熱い、見る、聞く、など)
・運動
・感情 など
細かくあげると、きりがありませんが、おおよそこのような働きがあります。すべて人間が生活をしていく上で、とても大切なことです。
このように私たちは、脳からの指令によって、食事をしたり、話したり、笑ったりしています。脳はまさに、司令塔といえます!
認知症は、様々な原因で脳の細胞が死んでしまうことが原因で起こる病気です。脳の細胞が死んでしまうため、脳の機能が十分に発揮できず生活に支障をきたしてしまいます。
認知症を引き起こしてしまう原因疾患をおさえましょう。
・アルツハイマー病
・レビー小体型認知症
・前頭側頭型認知症 など
・脳梗塞
・脳出血 など
・クロイツフェルトヤコブ病、AIDSなどの感染症
・アルコール中毒 など
変性疾患によるものは、徐々に脳が萎縮していくのが特徴です。
このようにたくさんお原因疾患があります。そして、それぞれ現れやすい症状や特徴なども異なります。
次回のコラムは、認知症の症状についてです!
参考書籍
1)認知症サポーター養成講座標準教材—認知症を学び地域で支えよう—