今回は、認知症の症状についてご紹介していきます!
そんなことも症状に含まれるのかー!なんて発見があるかもしれません。
・同じ話を何度もする
・まだあるのに…また、牛乳を買ってきた
・出かけるって言ったのに、準備をしていない
・日にちを勘違いして出かける準備をしている
など、認知症の方と接したことがある方は少なからず
このような経験があるのではないでしょうか。
これらは、すべて認知症の症状です。
では、認知症の症状について説明したいと思います。
・記憶障害
:物忘れが増えます。加齢による物忘れは、蓄積された出来事をうまく引き出すことができないため起こります。しかし、認知症による記憶障害は、脳の細胞が死んでしまうことで起こります。そのため、出来事自体を忘れたり、新しいことを覚えることが難しくなってしまいます。
・見当識障害
:時間や自分がいる場所、目の前の人などがわからなくなってしまいます。
・理解、判断力の低下
:物事を考えたり、理解することに、とても時間がかかります。イレギュラーな出来事や慣れない操作に混乱してしまいます。
・遂行機能の低下
:遂行機能とは、計画を立てて物事を進める能力のことです。予定を立ててもその通りに動くことが難しいです。一つのことをすると、他のことに注意が向きにくくなったりします。
・刺激に対して敏感になってしまったり、鈍感になってしまうことがあります。
・突然、勘違いして怒ってしまうこともあります。
このような症状が現れます。この他にも、原因疾患によっても症状や特徴が異なります。
一見問題なさそうだけど、なんだか最近変だな…と思ったら、身近な専門家(医師やリハビリ)に相談してみましょう!
行動に少しでも疑問を感じたら、今後、生活に支障をきたしてしまうタネが隠れているかもしれません。
次回のコラムは、認知症の行動についてです!
参考書籍
1)認知症サポーター養成講座標準教材—認知症を学び地域で支えよう—